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お知らせ 2023.11.14
LGBTQ+指標「PRIDE指標」にて「ブロンズ」を受賞。

株式会社スープストックトーキョー(本社所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:松尾真継)は、2023年11月7日、任意団体work with Prideが策定した、企業や団体におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ+)への取組みの評価指標「PRIDE指標」にて、「ブロンズ」を受賞しました。宿泊/飲食サービス企業としての受賞は応募企業398社のうち、6社と全体の1.5%程度となっております。今後も、創業当時から掲げる“Soup for all!”の考え方を元に、働く一人ひとりの“誰にも似てない”自分らしさを生かして働けるように努めてまいります。

「PRIDE指標」とは

<Policy:行動宣言><Representation:当事者コミュニティ><Inspiration:啓発活動><Development:人事制度、プログラム><Engagement/Empowerment:社会貢献・渉外活動>の5項目によりLGBTQ+などの性的マイノリティに関する企業の取組みを評価するものです。スープストックトーキョーが実施してきたこれまでの活動が評価され、「ブロンズ」の受賞につながりました。 ​ *PRIDE指標についてもっと詳しくみる

スープストックトーキョーの主な取り組み

スープストックトーキョーは「ひと」それぞれに寄り添った、誰もが自分らしく生き生きと働けるブランドであるための取り組みの一つとして、LGBTQ+の理解促進を進めています。性的指向、性自認に基づく差別を許さず、それらを尊重していく方針で、以下のようなことを取り組んできました。​

●多様性を認め尊重し合う社会の実現のためにサッカークラブ「クリアソン新宿」とパートナーシップ契約

サッカークラブ「クリアソン新宿」の掲げる「サッカーの力をつかって、ひとを繋ぎ、まちを繋ぎ、価値を繋げる」ということ、それを多様性の象徴ともいえる新宿を拠点に実現していこうとする想いに共感し、パートナーシップ契約を締結しました。
*詳細はこちら

●従業員のブラインドサッカー研修の受講・視覚障がいのある方との意見交換会の実施

・クリアソン新宿が日本ブラインドサッカー協会とともに提供するブラインドサッカー研修を社員が受講。
・視覚障がいのある選手たちにSoup Stock Tokyoの店舗体験に関するフィードバックをいただき、今後のバリアフリーな店舗づくりに活かしていきます。 *詳細はこちら

●採用プロセスにおける配慮、採用ポリシーで「性的指向や性自認を尊重」の発信​
・採用サイトでは、すべての応募者の方の性的指向や性自認を尊重することを明記しています​。
・説明会参加申し込み、履歴書・エントリーシート、入社資料など、採用プロセスのすべての手続き・プロセスにおいて、性別記入欄をなくしています。​
*スープストックトーキョーの採用ポリシー

●結婚および配偶者の定義に「同性婚」を追加​
株式会社スープストックトーキョーおよび、スマイルズグループとしての福利厚生制度において、結婚および配偶者の定義に「同性婚」を追加しています。慶弔見舞金や結婚休暇を取得することができます。​

●人事制度の改定や書類表記の見直し​
入社後にあたっても、公的書類発行プロセスなどの外的要因を除いては性別記入欄をなくし、就業規則などにわたっても「男女表記」をなくしていく取り組みを行っています。​

●匿名相談できる専門相談窓口の設置​
従業員・アルバイトパートナーの誰もが相談可能な窓口を設置。相談を希望する場合は社外のプライバシーが確保できる場所で実施するなどの配慮を行い、サポートを行っています。​

「ブロンズ指標」受賞について

●LGBTQ+アライプロジェクトリーダー 久米千津子 コメント

「この活動を始めたとき、今の世の中に「生きづらさ」を感じている方がたくさんいることを知りました。
LGBTQ+に関わる内容に関して、周りの方、自分自身にも嘘をつきながら生きていく事に疲れてしまう。傷ついて立ち直れないくらい悲しい事がまだ世の中で沢山起きている事を知ったとき、私は何もできないけど何かしたいと思いました。少しずつ実行していけば届く相手がいるかもしれない。活動を続けることで、共感する方や仲間が増え、少しずつ社会が変わっていってほしいと思っています。この活動を通じて知り合った友人に“スープストックトーキョーさんがこういう活動を声に出してやってくれて嬉しい”と言ってくれることが私も嬉しいのです。
誰かにスープストックトーキョーというブランドを通じてエールが送れたらいいと思ってはじめた活動ですが、結果的には私がたくさんの勇気をもらっています。今回の結果を“スープストックトーキョーさんにはまだまだ期待しているよ”という激励のメッセージと受け止め、今後も『世の中の体温をあげる』企業でいられるよう尽力いたします。」

●ブラインドサッカー研修プロジェクトリーダー 中原啓一 コメント

「今回の日本ブラインドサッカー協会さんとクリアソン新宿さんと実施したブラインドサッカー研修を通じて、 視覚障がいがある方に心地よくご利用いただくためには空間も必要だと思いますが、やはり大切なのはその人の立場に立って、相手の気持ちを考えることなのだと実感しました。
私は最初、運動をするのも危ないのでは?と思っていましたが、今回の出会いがきっかけで、お互いに声を掛け合い、一緒にやればできるのだということを“実感値を伴った経験”から学ぶことができました。
私たちがまずできる事は、今回の研修を一人でも多くの社員が参加できるよう環境を整えること。それがいい出会いとなり、スープストックトーキョーを利用してくださるお客さまのことを考えるときに、今まで以上により多くの方を思い浮かべるきっかけを作ることができればいいなと思っています。」


「誰にも似てない」一人ひとりの“らしさ”を大切にしています

株式会社スープストックトーキョーでは、創業当時から掲げる“Soup for all!”の考え方を元に、年齢や国籍、宗教、性的指向・性自認、そして、ものの見方や感じ方、趣味趣向などに関わらず、一人ひとりの“誰にも似てない”その人らしさを生かせるチームであり続けたいと思い、LGBTQ+に関する取り組みや、ライフステージに関わらず働きやすい環境の整備などを進めてきました。そんな取り組みを続ける中で、改めて一人ひとりの“誰にも似てない”その人らしさから生まれる発意が私たちスープストックトーキョーの新たな価値を作っていく、価値の源泉であると感じています。