取り組み
なんでこうなっちゃうの?
という個人の疑問や妄想から、私たちの取り組みは生まれています
食べやすさ配慮食サービス
同じ食事を、同じ食卓で食べられるようになりたい
Soup for all!
スープストックトーキョーは、創業当時から「Soup for all!」という考え方のもと、食のバリアフリー対応を推進しています。
その一環として、「食べやすさ配慮食」のご提供を行っています。
「食べやすさ配慮食」は、年齢を重ねた方、障がいがある方、歯の治療中でかたいものを食べられない方など、さまざまな理由で「食べる力」に不安がある方に寄り添う食事です。
あらゆる方が一緒に一つの食卓を囲み「おいしい」を分かち合えるように、という想いを込めました。
※2022年6月1日(水)に開始しましたSoup Stock Tokyoルミネ立川店限定での咀嚼配慮食(そしゃくはいりょしょく)サービスは、本サービスに名称・内容を更新します。
Soup Stock Tokyoの外食店舗(一部)では、食材を柔らかくなるまで煮込むという「スープ」が持っている個性を活かし、食材のかたさ・なめらかさの観点から、食べやすさを基準に選んだ商品の提供、温度調整対応、調理器具、カトラリーの貸し出し等を実施しています。
また、公式オンラインショップにて「食べやすさ配慮食」対応の冷凍スープをお選びいただけるほか、食べやすさを基準に選んだスープセット「食べやすさに配慮したスープセット」をご用意しています。
100本のスプーンでは、レストランでお出ししている通常の食事を、シェフが1食ずつ手を加え、食べる方に合わせた食事形態をご用意しています。(※学校など団体利用を想定したサービスです。 )
ご利用方法・詳細は、各種Web サイトをご確認ください。
この取り組みのきっかけは、摂食嚥下障がいがあるお子さまを持つ一人のお客さまが私たちに声をかけてくださったことでした。一緒に取り組みをすると決めて進めていく中で、「食の選択肢」の少なさなど、私たちが当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったと気づかされることばかり。
中でもはっとさせられたのは「同じ食事を、同じ食卓で食べられるようになりたい」という言葉でした。こういった気づきは、色々な野菜や具材を柔らかくなるまで煮込んでいるスープだからこそできることがある、と再認識するきっかけとなりました。
100本のスプーンでは、支援学校から校外学習でのお食事の場として利用できないかとお声がけいただいたことをきっかけに、食の制約(フードバリア)を取り除き一つの食卓を実現したいという「Soup for all!」の考えから、個別に対応するかたちで形態を変えたお食事を提供しておりました。この度、全店にて統一したサービスとして実施することで、これまでよりも、選択肢のひとつに加えていただきやすくなればと考えています。
スープストックトーキョーが創業当初から掲げている「Soup for all!」への想いとは、あらゆる人が一つの食卓を囲み、笑い合い、温かな食事をとれること。
しかし、健康上の理由やさまざまな制約、またはその人の主義や信条によって、同じものを食べることができなかったり、自分の存在が誰かの迷惑になるかもしれないと同じ食卓につくことをためらう人もいます。
スープは、さまざまな食材の個性が、一つの鍋の中で溶け合い、重なり合って旨味を深めていくもの。0歳から何歳までも、誰をも優しく包み込み、負担なく栄養を体にいきわたらせていく力をもつ料理です。私たちはそんな料理やサービスにちょっとの配慮を加えて、食の制約(フードバリア)を取り除き、一つの食卓を実現する活動を行っています。